「もっとこうだったら嬉しいな」
お客様から、ふとした一言やリクエストをいただくたびに、背筋が伸びる思いがすると同時に、お客様との深い繋がりに心から感謝しています。
もちろん、私たちの至らなさでお客様を残念な気持ちにさせてしまった時は、真摯に受け止め、改善に努めます。
しかし、それ以上に「伝えてくださった」ことに、大きな価値があると考えています。
お客様からの声は、世田谷区三宿・三軒茶屋・池尻にある『レイブランカ』に「これからも通いたい」と期待してくださっている証です。
今回は、転職・復職を検討しているスタイリストの方向けに、数年前にあった出来事を通して、私たちがお客様からの声とどう向き合い、サロン創りに活かしてきたかをお話しします。
お客様の一言が、大切なことを思い出させてくれた
世界中でライフスタイルが大きく変わった、数年前のこと。
私たちも、お客様の安全を第一に考えながら、これまで大切にしてきた「おもてなし」をどう続けるべきか、日々スタッフと話し合いを重ねていました。
当時議題に上がったのが「ハンドマッサージ」のサービス。
「今は、控えた方がお客様も安心かも?」
「こういう時だからこそ、リラックスしてほしいよね」
いろいろな意見が飛び交う中、私たちは「お客様ご自身に選んでいただくのが一番」という結論に至りました。
一方的に無くさずに、「ハンドマッサージはいかがですか?」と毎回お伺いする。
それがレイブランカらしいおもてなしだと、みんなで確認し合いました。
ところがある日、お客様への配慮から良かれと思い、その確認を省略したスタッフがいました。そして後日、そのお客様から一本のメールが届きました。
「いつもハンドマッサージ楽しみにしているのですが、今日はありませんでした」
メールを読んだ時、私たちはハッとさせられました。
申し訳ない気持ちと同時に、私たちのサービスが、お客様の「楽しみ」になっていたことに、改めて気づかされた瞬間でした。
「言ってもらえる」関係は素晴らしいこと
考えてみれば、少し残念なことがあっても、わざわざお店に伝えてくれるお客様はなかなかいらっしゃらないですよね。
何も言わずに、別のサロンを探すお客様も多いと思います。
それなのに、わざわざ「楽しみにしてたのに」と伝えてくれた。
見切りをつけるのではなく、「もっと良いお店になってほしい」という温かいエールを送ってくださったのだと感じています。
私たちはこの出来事を個人の問題にせず、チーム全員の学びとして共有しました。
「決めたことはお客様のために全員で徹底しよう」と改めて確認し合ったのです。
この経験は、私たちに大切なことを教えてくれました。
ひとつは、お客様はサロンで過ごす時間を大切に思い、私たちの仕事を細やかに見てくださっているということ。
もうひとつは、お客様と私たちは、「サービス提供者とお客様」ではなく、より良いサロンを一緒に創っていくパートナーのような関係になれるということです。
だからこそ、決めたことは全員でしっかりやる。
この一件以来、サービスに対する意識を全体で高めることができたと思っています。
正直に向き合う心が、あなたとレイブランカの財産になる
あの日、貴重なご意見をくださったお客様は、今もレイブランカに通い続けてくださっています。
「お客様に育てていただく」
これは、叱られて反省するという堅苦しいものではありません。
お客様とのコミュニケーションの中で、たくさんのヒントをいただきながら、サロンをアップデートしていくことなのです。
至らない点があっても、お客様と正直に向き合い、ご意見をいただきながら、より良いサロンを創り上げていく。
人間味あふれる関係性こそが、レイブランカの価値であり財産です。
もしあなたが、お客様ともっと近い距離で、一緒にサロン創りをしたいと思うなら。
レイブランカは、その想いに応えられる場所です。
私たちは、お客様との真剣なコミュニケーションの中にこそ、美容師の本当のやりがいがあると考えています。
あなたのスタイリストとしての経験を、ぜひレイブランカで活かしてください。
ご応募を心よりお待ちしています。
あなたと一緒に働ける日を、スタッフ一同楽しみにしています。
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